2014-04-12

みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。(勝つ広告のぜんぶ)



タイトルは、「コピーライターの神様」とも称される、クリエイティブディレクター・コピーライターの仲畑貴志さんの著書。すごく面白かった。共感できることがたくさんありました。ですので、その内容と、それについて思う事を書いてみようと思います。

この本は、仲畑さんが広告業界で感じた事や大事に思う事を綴った本です。コピーライターやデザイナーなどのクリエイターが読むと、もちろんためになります。ですがそれ以上に、企業の広報や経営者など、広告の発信者に理解してもらうと、強い企業がたくさん生まれそうです。



「セールスの故郷の訛りに買わされる」

セールスマンの目的は、当然ものを「売る」ことです。そのために何をするか。商品の特性、機能、ベネフィットを羅列し、相手に素晴らしさを伝える。ただし、思いも寄らないポイントでものが売れたりする。その事例がこの「訛り」。

売り手に共感し、好感を持たれると、ものの機能と値段を超えた価値が生まれます。企業にも同じ事が言えるでしょう。消費者の脳内にある、その企業の人格、価値イメージが「ブランド」をつくるのです。



「アレコレ言って何も伝わらないより、価値あるひとつを確かに伝える」

これは多くのクリエイターが深く頷いたことでしょう。機能を事細かに伝えることでは、大衆の心はつかめません。日本の現在の市場は多くが成熟し、機能面での差が小さくなっているからです。であればどうするか。それを考える時代に、ぼくたちは生まれたようです。



「競合プレゼンに勝つための、接待広告が危険である」

競合プレゼンに参加する代理店などの企業は、勝たなければ参加する価値がありません。とすれば、勝つ為の広告表現を追求するのは自然な事でしょう。ですが「競合プレゼンに勝つ広告」は、「効果を上げる広告」と同じではありません。それが不毛であるケースに、多くの企業が気づいていません。



「あのヒトは、ひとりじゃない」

「いっけん公正に見える数字は、人間を脅迫し、反論を封殺する。読み方を誤ると、データはコワイ。」調査データは、消費者の「理性」の部分の意見になりがちです。ですが消費者は理性以上に感情的に買い物をすることが多いようです。



…などなど、面白いことがたくさん綴ってありました。ここに挙げているのは、まだまだ前半部分。後半に行くほど、コピー表現に寄り、深く書かれています。興味があれば、ぜひ。



にほんブログ村 デザインブログへ

↑よろしければブログランキングポイントのためクリックをお願いします。

Google+で共有

0 件のコメント:

コメントを投稿