2014-11-07

[過去のデザイン]航空系専門学校 学校案内


学校の「ブランド性」の構築。



今年制作した福岡の航空系専門学校の学校案内の一部です。
これは学校側からコンペをご依頼いただき、企画とデザイン自体は大きく評価していただきましたが残念ながら不採用となりました。



学校案内の目的は当然、受験者の獲得です。
まず、企画を立てるにあたり目標にしたことは「間口を広げる」こと。つまり、航空業界へのハードルを下げてやることです。

一般的にキャビンアテンダントは人気の職業ですが、「英語ができないと」「学歴が良くないと」とハードルの高いイメージがあります。

しかし普通の高校生でもこの専門学校で学べば、ANAやJALなど大手航空系企業に就職し活躍することができる、ということを明確に伝えるコピーや紙面の内容にしました。

また、この専門学校しか持っていない航空業界への繋がりや施設など、強みとなるところをしっかりと差別化し伝えるようにしています。



次にデザインに関してです。
今回、学校のロゴを元にオリジナルパターンを制作し、それを学校案内全体にちりばめること、そしてそれを今後各デザインツールに連動して使用していくことをご提案しました。




一般に価値の高い企業や商品には強い「イメージ」「印象」といったものがあります。
例えばナイキ。ナイキと言えば誰もが「あのマーク」とか「スポーツブランド」と連想します。野球のジャイアンツといえば「YとGのマーク」とか「オレンジ」。ルイビトンといえば「あの模様」など。この「イメージ」というものには大きな価値があり、ブランドをブランド足り得るものにしています。

例えばナイキが名前を変えて「イナキ」にする、とか、ロゴマークを変更してしまい、ブランドイメージを捨てて新たにスタートしたとすると、商品やもの自体は同じでも、まず間違いなく売上は激減します。

そしてそのイメージ価値をつくるのはロゴなどの印象的なモチーフとその展開、継続です。ナイキの企業活動も、必ずロゴと共に行われています。

今回はこのパターンを各ツール、学校案内やDM、ホームページなどで多用することでこの学校のブランドイメージを構築する施策でした。



多くの人々にイメージを植え付ける、また操作するということは大変難しいことです。しかしイメージというものが人の脳内になければ、どんな企業も商品も、大きな成果を上げることはできません。

それは皆にどんな風に思われたいか、そのためにはどんなしゃべり方で、どんな服を着て、女性であれば化粧をして、皆に好かれるのか、という個人の想いと似ています。

必要なのは企業や商品に、そのマーケティングに寄り添った良質なデザインです。


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